3月24日 漆の実のみのる国2009/03/24 21:38

今日は160位。

WBC優勝バンザイ\(~o~)/

WBCのことはみんな書くと思うのでへそ曲がりの私は書きません。

こんな日は静かに読書感想文を!

今年の大河ドラマは上杉家の家臣直江兼続が主人公です。その大河ドラマの時代から150年後に上杉家は危機的状況を迎えます。そして養子として迎え入れたのが有名な上杉鷹山です。

「漆の実のみのる国」は山形県が生んだ作家藤沢周平先生の事実上の遺作に当たる作品で上杉鷹山の藩政改革を描いたものです。レビューでストーリーを書くのはご法度なので詳細な話はかけませんが、上杉鷹山の改革が簡単にできたものではないことが藤沢先生の巧みな筆致で表現されています。

ただ、残念なのはこの作品が未完成であること。改革が数度の失敗を繰り返し、最後になんとか成功への道しるべが見えたところで終わっています。藤沢先生がここで終わりにしようとしたのではなく、病に倒れ、これ以上の執筆が困難になったためです。結局、最後数ページのまとめ的な文が入り終わっています。本当は改革成功まで書きたかったはずですが・・・数ページの差し替え原稿を書く藤沢先生の気持ちはどんなものだったのでしょう。まさに遺書・遺作とも言える名作です。 大河ドラマも「漆の実のみのる国」を取り上げてもよかったのでは?

藤沢作品は大半が時代劇ですが、歴史の表舞台での活劇ではなく市井の人情ものを得意としています。司馬遼太郎先生とは反対のスタンスの作品と言えるでしょう。そんな中この作品は例外的に有名な上杉鷹山を取り上げています。こうした作品でも魅力が全く失われない、むしろ輝いているところに藤沢先生の偉大さがあります。

蝉しぐれ、山桜などが有名ですが、私はこの作品が一番好きです。


本日の万歩計 13177歩 しっかり歩数 7191歩

本日の体重 61.1kg 体脂肪率 16.9%