02月03日 旧型プリウス乗りによる新型プリウスブレーキ不具合の考察 ― 2010/02/03 21:45
今日は204位。
新型プリウスのブレーキの不具合がニュースになっています。かねてからネットでも話題になっていものがようやく表ざたになったというところでしょうか。
プリウスのブレーキは回生ブレーキと油圧ブレーキの併用でシステムがそれぞれのブレーキ量を調整してブレーキ力を発揮しています。低速でブレーキ中にタイヤが滑りを検知すると(スリップ、雪、氷、道路の継ぎ目、デコボコなどで発生します)回生ブレーキが停止します。回生しなくなるのでその分油圧ブレーキ量を増やさなければなりません。このあたりは旧型も同じです。
旧型(20型)の場合も一瞬ブレーキが抜けるように感じますが、1秒なんて長い時間ではなく0.2秒もないでしょう。それでも自分が思ったところより前に進んでいるということがたまにあります。新型はどうやら油圧ブレーキの立ち上がりが旧型と比較して遅くて1秒はブレーキが効かない状態になっているようです。これでは怖いですね。
この違いですが、新型は旧型よりコストダウンということでソレノイド(油圧をコントロールする部品)が大幅に減らされているそうです。(プリウスのsnsの詳しい人の解説より)旧型は四輪それぞれにソレノイドがついているので油圧の立ち上がりが早いのでしょう。(ただし、それでも一瞬のブレーキ抜けは感じます)新型はソレノイドが四輪それぞれではなく四輪まとめて一式しかないそうです。このあたりが油圧ブレーキの立ち上がりの遅さにつながっているのでは・・・普通の車のブレーキならリニアに油圧がかかるのでこれでも問題ないはずですが、油圧の量を細かく調整する必要がある回生ブレーキ併用タイプではもっとシビアにリニアに油圧を調整できるシステムが必要ではなかったのではないでしょうか。
リコールになった場合、回生ブレーキを使わないようにしてブレーキはすべて油圧だけとなれば簡単ですが、そうなるとプリウスのプアな油圧ブレーキで高速制動ができるのか、燃費はどうなるのか・・・油圧ブレーキ経路を旧型と同じにすればいいのですが、それではリコールの範疇を越えてしまうし・・・
あー新型を買わないでよかった。やはりプリウス史上最高の車は新型の一つ前20型でしたね。
歩数 16003歩 しっかり歩数 10184歩
体重 63.2kg 体脂肪率 17.3%
コメント
_ さとうとしお ― 2010/02/06 21:41
_ sasa ― 2010/02/06 22:03
3年前というと私と同じモデルです。
私の場合はブレーキ抜けで危険と感じたことはありません。(当地は東北北部でそれこそ問題の由来となりそうな凍結して低速でもABSが頻繁に作動する状況です)
強いて挙げれば、滑った時に自分が想定した位置より1,2m程度進んで停まってしまう・・・これがブレーキ抜けと思います。
しかし旧型でも発生しているとなるとリコールの対象になるかもしれませんね。
_ さとうとしお ― 2010/02/07 15:24
プリウスの前モデルは途中でマイナーチェンジしている
ので、私の車は前モデルの初期型になります。
事故の際の速度は約20キロ程度で、雨で道路が濡れて
いる状態でした。今、報道されているような感じでした。
後で判ったのですが、事故の修理の際にブレーキ関係を
直したと言う事でして、対応自体耳を疑いました。やはり
問題があったと確信しました。
私は、トヨタが潰れて欲しいとは全く思いませんが、事実
を隠蔽する姿勢を変えて行かれる事を望みます。地域の
ディーラーは、必死で隠しているようですね・・・
トヨタさんの規模ですと、マスコミも保険会社も何も言わ
ない(言えない)かもしれませんが、今回の対応を誤って
経営の致命傷にならない事を祈ります。
私と同じような人がとても多いような気がしますので・・・
_ sasa ― 2010/02/07 21:51
私のも前モデルのmc前(最初期型ではないH16)です。私は冬場に道路がガチガチに凍る盛岡に住んでいて毎日タイヤがスリップしたり、ロックしたりするような状況で6年運転してきました。幸運なことに恐怖を感じるようなこともなかったですし、ブレーキに関しての不具合はありませんでした。そのかわりECUの不具合で走行不能となりECU交換の経験があります。
ネットのプリウスマニアでも確かに20型でもあると書き込んでいる人がいますので絶対にないとは言えないと思います。30型もリコールとなるものの経験した人はごく一部でしょうし・・・
_ かんだしげと ― 2010/02/07 22:09
_ sasa ― 2010/02/07 22:32
私のと同じ年度ですね。
私は他のコメントにも書いている通り、ブレーキ抜けは感じますが、危険を感じたことはありません。
>ハンドルを切りながらブレーキを踏まないように
これは私も極力やらないようにしています。(特に冬)冬の雪道でこれをやるとプリウスでなくとも制御不能になる可能性が大です。20年以上前にスキーに行った帰りにカーブでブレーキを踏んでしまい低速にも関わらず制御不能で雪の壁に突っ込んだ経験(怪我なし、修理なし)があるのでその後は緊急時を除いてやらないようにしてます。
ただし夏場は滑らないのでやっちゃいますね(^^ゞ
その時はプリウスのs-vscが作動してしまいました。
_ ビークル ― 2010/02/09 12:50
降りて路面を確認しましたがアイスバーンなどではなく普通の雪道でした。
ディーラーで何度もブレーキとシステム制御の不具合を主張しましたが、トヨタ側では認める態度はありませんでした。
_ sasa ― 2010/02/09 21:53
事故とは大変でしたね。
初期型というのは今の新型の発売直後のものですか。
今ならトヨタに訴えれば真摯な対応をしてくれるのでは?
_ ビークル ― 2010/02/10 12:34
私が乗っていたのは現行型ではなく、初代のプリウスです。
ABSではなく、回生ブレーキとハイブリッドシステムの制御に問題があると思います。エスティマハイブリッドなどでもブレーキ抜けは発生しているようです。
_ sasa ― 2010/02/10 21:59
ブレーキ抜けは私の乗っている20型でもあります。回生+油圧ではどんなにシームレスに制御したつもりでも人間には継ぎ目が感じられると思います。
今回の新型はその継ぎ目が大き過ぎたと思います。
今回の一連の問題、私も単にABSの問題ではなく回生+油圧の制御プログラムにあると思います。
トヨタも電車のブレーキシステムを勉強したほうがいいですね。
_ さとうとしお ― 2010/02/13 02:22
いらっしゃるんですね・・・
今回のプリウスの件である意味確信しましたが、トヨタの
地域ディーラーさんは、当然に事実を知っていたと思います。
私は、ディーラーさんとの付き合いが20年以上になります
ので、トヨタディーラーさんの対応の変化は悲しい事実として
切実に感じていました。
少なくとも10年前なら、少しの事なら無償で対応してくれた
ものが、最近はまったく違ってしまいましたね。何度言っても
不具合が治らないのは、ブレーキだけではないはずです。
座席もそう・・・
そして、一番はブレーキ特性を知っていて放置した事にある
と感じます。ちなみに私が事故を起こした際に地域ディーラー
の方は、同じ故障が他にもあった事を私に打ち明けました。
それは、私が事故を起こした状況証拠を突きつけたからです。
ただ、私が起こした事故を車の故障によるものだと決定付ける
事は、トヨタさんが認めるか第三者機関が認めるかの何れか
でしか立証は困難ですので、いかに私が専門職であったとして
も、立証は困難でした。
今回のプリウスの問題を解決するには、損害保険会社によって
同類事故件数を証明して行く以外に無いと考えます。
マスコミの殆どは、トヨタさんを敵に廻す事はしないでしょうし
保険会社も、ディーラーさんごとに割り振って代理業務をされて
いるので日本社はしないでしょうが・・・
何故、全部が「あいおい」じゃないのかはっきりしました。
ある意味、私はプリウスのブレーキ故障により引き起こした事故
で道路交通法違反による処罰を受けた冤罪被害者と言う事に
なりますが、今のトヨタさんの手法では地域ディーラーさんも
良くなりっこ無いと感じます。
何故なら、お客様と接するのは地域ディーラーでありトヨタ本体
の社長さんは、顧客の立場で考えた事なんて無いでしょう。
だから、あんな態度で真剣味の無い事が言えるんです。
ですので、プリウスの件はディーラー関係者が正直に申し出て
頂けると、一気に解決するんです。
_ かじや ― 2010/02/14 00:37
_ sasa ― 2010/02/14 08:30
私は幸いブレーキ抜けは何度も体験していますが、怖い思いはしたことがありません。
冬場など滑って当たり前、ア゛レーキが効かなくて当たり前の道路状況なので気にならなくなったのか、あるいは8万キロも走ってもうブレーキの踏み方がブレーキ抜けを起こさないように慣れてしまったのかもしれません。
ブレーキ抜け対策として
・燃費タイヤではなくグリップのよいタイヤに替える
私は最初のGT3からdb SUPER E-SPECに替えたらほとんど滑らなくなりました。以前はマンホールなどでS-VSCが作動していたりしましたが交換後はないです。
・空気圧は適正に
燃費を追及するあまり空気圧を上げると滑りやすくなるというか路面をつかめなくなりますね。
・ブレーキは注意深く
私は雪と氷の国に住んでいます。そのためブレーキを踏む時も前方の路面を見て凍結していたら氷の手前でブレーキを踏むなどしています。北国のドライバーならほとんどの人がそうでしょうか。同様に夏場も道路の白線の上やマンホールにできるだけかからないようにブレーキタイミングを考えるとか必要ではないのかなと思います。昔バイク乗っていてマンホールの怖さを身にしみて感じているのでそうなるのかも?(教習所ではバイクでマンホールや白線の上でブレーキかけるなと教わりました)
メーカーが何もしないのならドライバーが対応しないとなりませんね。
最後にみなさんのレスとは反対の感覚なんですが、私は20型プリウスのブレーキフィーリング(トヨタの人みたいだ)は嫌いじゃないです。これまで乗ってきた車(ABSもない安い車ばかり)よりよくできたブレーキだと思っています。
_ さとうとしお ― 2010/02/15 13:31
様子を伺うと、プリウスの対応は殆ど無い状態でした。
(1台だけ)
私の本音ついては、こんなに燃費の良い車は他には
無いと感じています。多少、作りが安っぽいところは
仕方が無いと思います。
ただ、旧型は平成15年に出ていて現行が昨年の
5月出るまで6年間、アメリカから新型の問題が出る
まで、日本でのクレームを抑えきった事が問題だと
感じます。
まあ、抑えきったのか? が不明ですが・・・
私のように、実際に事故に遭い運悪く人身事故に
なっても、今の今まで単なる感覚で済ませていると
すれば、どうなのか?と感じます。
物を作っていると、多かれ少なかれ問題はあると
感じます。車は、走る道具にもなれば凶器にもなる
訳ですが、ブレーキが効かない事は凶器になる訳
ですから、トヨタさんもこの辺で事故件数を正直に
出して対応される事を期待します。
私は、少なくとも10年前のように少しでも何かある
と、すぐにクレーム対応してくれる企業風土を取り
戻される事を期待しています。
逆に、何があっても隠し通す、日本の官僚のように
なるなら、JALになると思います。
どんなに有能であっても、間違いはあります。
その辺、今後の対応を静観したいと思います。
ただ、自社浄化作用が無いはずですから、この
問題を正確に解決するには、外資の損害保険
会社さんに、事故の事実を公表して頂く事を期待
したいと思いますが・・・
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今から3年半前の12月上旬、購入してすぐに
今、取りざたされているような原因で追突事故
を起こしてしまい、結局免停になりました。
当時、購入したディーラーに何度も意見し警察
の実況見分も延期して、ブレーキの故障だと
主張しましたが、結局ダメでした。
こんな事例が幾つもある感じがします。
私が購入したのは、H15年モデルです。
偶々、新古車的な購入をしたのですが・・・