5月6日 障害は一つの個性だとはとても言えない2007/05/06 21:04

よく障害児に対して「障害も一つの個性だ」なんて言います。そう言い切れるのならいいのですが、世の中そんなにかっこよくは行きません。

私の弟の子供は知的障害児です。中学1年になりますが知的レベルは幼稚園レベル。そのくせしゃべることはまわりの中一の言葉を覚えていっちょまえのことを言います。まあ、このくらいなら障害も個性だ!で済むのですが・・・この障害に加えて暴力的というところに問題があります。親だろうが、誰だろうが気に喰わないことがあると殴りかかります。これまでは子供だったので大きな怪我はなかったのですが、中一で体重も大人と同じになってくると「障害は個性だ」なんてかっこをつけてはいられません。中学に入ってさっそく気に入らないことがあったらしく暴力沙汰を起こ・・・実際、よくニュースになる知的障害者の暴力事件犯人の予備軍そのものです。障害がなければ我慢することを覚えるのですが、気に入らないことはすべて暴力に訴える・・・この性格をなんとかしなければ犯罪者確実です。

この連休、うちで預かったのですが、もう大変。家の中では大暴れ、力で押さえつけないと歯止めが利かず、外では幼児を突き飛ばしたり(遊園地のブランコの横取りです。中一ですが、知的レベルが・・・なのでブランコとか滑り台とかでかい図体で奇声を上げて遊んでいます)歩いていてすれ違う見知らぬ人に対して突然「おい、おまえ」とか「何やってんだ、お前は」なんてつっかかっていきます。よく街でみかける精神異常のおじさんそのものです。

はっきり言って疲れました。その子の兄は中三で普通なのですが、同じ学校にいわゆる「気違い」と言われる弟が入り、学校内でもいろいろといわれているようです。弟一家はそこで休みだけでも兄弟を離してということで障害児をうちに預けるのですが・・・小学校の頃はともかく、中学に入ったらもう責任もって管理はできません。走るのは速いし、力も強いし・・・

母は「全寮制の養護学校に入れて兄弟を分離すべきだ」・・・私もそれに賛成です。

とても「障害は一つの個性だ」とは言えません。問題が起きる前に対処しなければ・・・そのほうが障害児本人のためです。

今日は彼にやられて左手手首を傷めてしまいました。曲げると痛みが走ります・・・身内だからいいものの他人に対しては傷害事件になってしまいます。


本日の万歩計6669歩


母の体調も例の子供のせいで疲れ果ててしまいました。